おはなし劇場
新美南吉のきつねの話
スタッフ
原作/新美南吉
脚色・演出/ふじたあさや
美術/倉本政典
照明/福井孝子
作曲/岡田健太郎(岡田音楽事務所)
振付/田中りえ
人形美術/加藤典子
人形操作指導/松本英司
映像/牛嶋宏樹
衣裳協力/幅上ちさと
写真撮影/服部義安
映像撮影/清水ジロー(写真映像工房サラ)
舞台監督・大道具・小道具製作/管正憲
キツネは、人を化かす、といわれています。キツネ以外の何かになって、人間をだますのだといわれています。ほんとうでしょうか?
キツネは、人につく、ともいわれています。人の心が、キツネの心になってしまうのだそうです。ほんとうでしょうか?
「うそです」といってしまうと、おもしろくないので、「そうかもしれない」ということにしておきましょう。
でも、そう思うと、いろんなお話がわいてきます。いたずらずきのキツネの話。人を化かそうとして失敗するキツネの話……などなど。
でも考えてみると、これはみんな人間が想像したことなのです。キツネの話を聞いたわけではありません。キツネに化かされたというお話は、キツネに化かされたことにしたい人間のお話だし、キツネがついたというお話は、なにかをキツネのせいにしたい人間のお話なのでしょう。
愛知生まれの童話作家・新美南吉さんは、キツネのお話をいくつも残しました。すてきなお話ばかりです。その中から、お話を三つ選びました。聞いて、新美南吉さんの心をのぞいてあげてください。 ふじたあさや
上演時間 55分
か ん そ う
観劇後の感想文より
私の中で一番印象に残っているのは「ごんぎつね」です。人形カワイイですね!国語の授業でやったことがあったからよけいに印象に残ったのかもしれません。でも私はごんはすきです。それに悲しいけど良い話ですね。またそらのゆめさんのおしばいやミュージカルを見たいです。
新美南吉さんの「ごんぎつね」は教科書で読んだことがあったけど、この芝居を観て教科書とは違うごんやひょうじゅうの心情がよくわかるような場面が多く感動しました。また他の作品も読んでみたいと思いました。
~舞台写真~